これは、私が主催している会、正中心合気道 武芸塾 のメルマガの内容から抜粋です。
現代人に失われつつある意識の置き所に関してと同時に、小周天、全身周天、開合功、昇降練気を行った後に、気が上昇して、のぼせてしまう現象を防ぐためにも有効です。
基本的に練功が終わったら気を腹の方へ下げるための技術もあるのですが、結局、何をやっているかと言うと、腹に意識=気を収める、下げる、です。
意識の位置を、何処に置いておくか?
例えば・・・
人とのトラブルが多いのは何故?
いじめられやすいのは何故?
臆病を改善したい
意思が弱い、意思を強くしたい
人から軽く見られるのは何故?
日常生活で人がいると安住できる場所が無い
丹田思想。
日本は古来から腹を重視する、丹田思想なるものが存在しました。戦後は、GHQによる二度と強い日本を見たくないとの策略から、この思想についても排除され、その結果、現代人には「ん? 何のこと? 訳わからない…」になっています。
意識の位置は重要で、実は、普段の生活に、非常に影響します。
腹が据わっている
太っ腹
腹黒い
腹を探る
腹にまつわるフレーズは沢山あります。
しかし、よくよく考えてみると頭脳より腹ですから。現代人からすると奇妙な話です。
ここで一つ、あなたに確認して欲しいのですが、あなたの意識は普段、何処にあるでしょうか? 意識の位置です。
腹なのか?
胸のあたりか?
頭のあたりか?
それとも頭を抜けだして頭上の空間なのか?
イメージする時、大抵は頭の上でボンヤリと思い描きます。これは、意識の位置が頭を飛び出してしまってます。
アニメも同様です。お腹の辺りに吹き出しは無いですが、もしそうだったら相当変わっていたでしょう。